2008年05月14日

ボーンフリーアートスクール

 大変遅くなりましたが、前回の日記に続き、9条世界会議では、インドから来日したボーンフリーアートスクールのジョン・デバラシさんのお話を聞きました。

 ボーンフリーアートスクールはNGOではなく、個人の運動であり、率いるのは子ども達と若者、ということです。児童労働から解放された子どもたちが、苦しんでいる子ども達を解放することをミッションとしています。世界には2億4600万人の児童労働者がいますが、その50パーセント以上がインドにいます。元児童労働をしていた子ども達はこのアートスクールで芸術をとおして失われた子ども時代を取り戻し、学校に戻ります。子ども達はそこで音楽や美術の才能を開花させています。

 会場ではドキュメンタリー「歴史の旅 働く子ども達の歴史を探る」の短縮版が上映されました。

 元児童労働者の子ども達が手に手にカメラを持って自転車で出発します。写されたのは

 インドではポピュラーなお米のお菓子マンダキの工場。古チューブを燃やしてお米を炊いているのですが、そこで働いていて、大釜に落ちて大やけどを負ってなくなった子がいます。決して珍しいことではなく、記録に載らない事故が起きているようです。

 マンガン採掘場で粉まみれになって石を砕く幼児。ラップトップや携帯に遣われているそうです。

 7歳で結婚している子。

 1日にバラを1万本切る子ども。日本にも輸出されています。安売りのバラはこれのようです。

 カレーに欠かせないターメリックや唐辛子の収穫にも子ども達が働いています。

 親がヤギをもらうかわりに年季奉公で山羊番をしている子ども達。

 なぜ子どもが使われるかと言えば、おとなより安いからです。5分の1の賃金だったりします。学校に行くことも遊ぶこともできず、長時間労働を黙々とさせられています。
デバラシさんは、これらは、欲深いおとながこどもにしかけるテロ、内線だと言います。

 また、児童労働は戦争と直接関わっている、と言います。インドでは軍事費が8300億ルピーであるのに対し、教育費は1830億ルピー、子ども一人につき年間たった277ルピー(748円)ということです。デバラシさんは、軍事費を減らして教育にまわしてほしい、憲法9条をインドの憲法に取り入れるよう働きかける、と話していました。インドにとって、パキスタンとの関係が平和に重要なので、子ども達はパキスタンを訪問する予定とのことでした。

 携帯やコンピューターを使うとき、恋人にロマンチックなバラを贈るとき、私たちを思い出して、という働く子ども達が印象に残っています。

 
関連サイト

働く子どもの「遺産と伝説』キャンペーン

posted by ヘリオトロープ at 16:11| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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