と思っていたら、ゆうべのTBSラジオ「アクセス」はこのメタボ検診の話題でした。ゲストは『メタボの罠 「病人」にされる健康な人々』(角川SSC新書)の著者大櫛陽一先生です。メモを取らなかったので、覚えているところだけ書いてみますね。
・日本で肥満が増えているとは言っても、アメリカに比べ、それほど多くはなく、むしろ痩せすぎの人が比較的多い。何十万人もの統計から、ややメタボ気味な人が長生きし、痩せすぎだと癌の発病率が高くなることがわかっている。それにひきかえ、国の統計は調査した人数が圧倒的に少ない(数十人〜)。
・メタボリック・シンドロームはそれ自体が病気なのではない。厚生労働省は糖尿病や心臓病の予防を考えているのだろうが、日本人で糖尿病になる人の55パーセントは肥満ではない。
・背の高い人、低い人など関係なく一律に男性85センチ、女性90センチで区切るのはおかしい。力士は毎日運動しているので胴回りはあっても糖尿病は少ない。
・検診を受けない人がいたり、効果があがらないと、健康保険組合にペナルティーが課される。結果として加入者の保険料負担が増える。
・この基準で判断されると、3000万人が病院に行くよう勧められることになり、本当に治療が必要な人が待たされるなど、現場が混乱する。
・今まであまり声をあげる学者がいなかったのは、予算をカットされるのを恐れてのこと。
リスナーが「製薬会社や病院が儲かるだけではないか。それより、ホワイトカラーエグゼンプションみたいなサービス残業をさせる制度を作ったりしないで、残業や遠距離通勤で夜遅く食事をしなければならなかったり、ストレスから過食になるような労働環境をなんとかすべき」と意見を述べていましたが、本当にそのとおりだと思います。
この制度は肥満も病気も自己責任とすることで、皆保険制度を壊すという意見もありました。
こうみてくると、自分達が悪いのだからと責任転嫁して保険料を上げようと企んでいるようにも思えます。国民のお腹周りにまで口出しするなんて、SFか童話にでも出てきそうなファシズムのような気もします。それに、なんだかんだいって、また天下り機関が増えるのではないでしょうか。
特定検診・特定保健指導の趣旨・概要について (厚生労働省)pdf



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