最初に元冤罪死刑囚の免田栄さんがメッセージを述べました。だいたい次のような内容でした。
昭和24年7月ちょっとこいと連行された。その日は友人と一杯飲んで分かれてから旅館を探して泊ったが、そこは買春宿(当時官営・民営ともにあった)で、若気のいたりで、目が覚めると娼婦がいた。彼女の母はブローカー、接待婦、めかけなどして裕福に暮らし、警察とも親しかったが、未成年の少女の年齢を偽り身元保証人になって働かせていた。娘がその話を免田に話したと母にいったために、免田をつぶせとその日起きた事件の犯人にでっちあげられた。自白は検事のつづりかただった。3年で死刑判決が出た。カトリック司祭に再審制度があることを教えてもらった。今の司法制度は国民のための制度ではない。直さないと自分のような犠牲者が出る。民主主義に基づいて考えてください。
参照
温泉町に起きた大事件 免田事件
免田栄 獄中の生
そのあと、田鎖弁護士より、世界と日本の状況について報告がありました。2月にパリに於いて「第3回死刑廃止世界大会」が開催され、中国から初めて参加者があったそうです。
国連では1994年モラトリウム(停止)を求める決議が行われ、8票差で否決されたけれども、人権委員会では毎年採択されてきたそうで、第62回総会の冒頭に提出される予定とのことです。死刑は人権の問題であるのに、国家の主権の問題にすりかえられるかもしれないが、国連決議の影響は大きいはず、自動的執行などおよそ許されないこと。日本は1999年拷問等禁止条約に批准してる。政府代表は「わが国の死刑制度は刑法に決められており拷問には当たらず、絞首刑は他の方法より残虐ではない」と述べましたが、「絞首刑が残虐ではないとは時代錯誤、ほとんどの国では残虐と思われている。自由権規約6条には最終的に死刑廃止を目指すとあるが、計画はあるのか?。絞首刑という忌まわしい方法による殺人を残虐ではないなどとは信じられません」と委員長に反論されています。日本の死刑囚に関する国内法自体が拷問に当たるとも指摘されています。監獄法が改正され、一歩前進したものの、現場では法に反するような通達が出され、新法に従わない意思を示している、ということです。
長くなるので、後半はのちほど。
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